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宇利城
宇利城
松平清康(家康公のお爺さん)が熊谷直利を攻めた城
宇利城は、文明(1469)に今川方の熊谷重実により築かれました。熊谷氏は、平家物語での平敦盛との一騎打ちで知られる熊谷直実の子孫です。 享禄二年(1529)、安祥城を出発した松平清康(家康のおじいちゃん)は8千余りの兵で宇利城を攻撃しました。今川氏に奉公を尽くす宇利城の「熊谷直利」を攻略する事は必然で、松平方に内応した岩瀬庄右衛門が城中に火をかけた事で落城しましたが、城主の熊谷直利は、城内の井戸に財宝を埋めたと伝承されています。その後、天文十四年(1545)に今川義元が城を落とし、家臣の近藤満用が在城しました。永禄十一年(1568)徳川家康に寝返った近藤氏は、武田軍の攻撃を受けて居城を柿本城に移したといいます。その後の宇利城の状況は定かでありません。