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新城城
新城城
長篠・設楽原の合戦後、長篠城の移設により出来た城
新城城は、天正3年(1575)の長篠・設楽原の戦いで勝利した奥平信昌が、長篠城が合戦で荒廃したことで、平野部に拠点を移したい思い、新たに郷ヶ原に築城したもので戦いの翌年の天正4年9月に完成しています。新城市の市名(しんしろ)もこれに由来します。
奥平貞昌は、長篠の戦いの功績から、織田信長からは(信)の一字を褒美として賜り、徳川家康からは、名刀大般若長光光を授けられ、長女(亀姫)を正室に迎い入れます。城主である奥平は長篠城から移り住み、天正18年(1590)関東へ国替えとなった徳川家康と共に、上野小幡3万石に移封されます。慶長5年(1600)の関ヶ原の戦いの手柄等により、美濃加納10万石に加増転封され、明治維新は、九州中津藩10万石で終えることになります。